
写真展の展示で考えること!気になる展示方法について具体的にお伝えします!
みなさんこんにちは、チカです。
普段はお散歩をしながらスナップ写真を撮ったり、旅行の記録を撮ったりしています。
今回は、写真展の展示方法についての記事を担当させていただくことになりました。
写真展をやってみたいと思った時、「テーマや展示したい写真はなんとなく思い浮かぶけれど、実際どのように展示したら良いか分からない」
という方が多いと思います。
今回は、実際に写真展をする方に向けて展示の方法や写真のレイアウトの仕方について説明します。
目次
そもそも展示方法ってどんなのがある?
まずは写真展でよく見られる展示の方法を二つ紹介します。
パネル加工は展示がしやすい!
初めての方におすすめなのがパネル加工です。
パネル加工とは、写真をボードに貼り付けてパネルにする方法です。
「ハレパネ」という、発砲スチロールを薄くした板のようなものに写真を貼ることで、強度が上がるのがポイントです。
ハレパネはホームセンターやオンラインショップで購入することができます。
これを「ひっつき虫」という粘着剤などで壁に貼っていきます。
ひっつき虫は、壁を傷つけずに展示物を貼れて、綺麗にはがすことのできる粘着剤です。
好きな大きさにちぎって指でもむと、粘着力が戻るので何度でも使用することができます。
こだわりたいなら額縁がおすすめ!
写真を額縁に入れて展示する方法もおすすめです。額縁のメリットは以下の通りです。
・傷や汚れから守ることができる
・作品の魅力をさらに引き出すことができる
・お店で額縁を選ぶのも楽しい
展示後も長く飾りたい方や写真と額縁の組み合わせも考えたいこだわり派は額縁がおすすめです。
展示する写真を選ぶ時に考えること!
実際に展示する写真を用意していきましょう。
写真の大きさや枚数の決め方やレイアウトの仕方について説明していきます。
写真が展示できる壁のサイズを調べる
展示する写真を決める際に重要なのが、展示できる壁のサイズを調べることです。
ギャラリーのホームページに間取り図が掲載されていて、そこに壁のサイズが書いてあることが多いです。
記載がない場合は、直接ギャラリーに連絡して確認しましょう。
この時、会場の写真も見ておくと、よりイメージがしやすいかと思います。
写真の印刷サイズと枚数を決める
次に写真の印刷サイズと枚数を決めましょう。今回は、分かりやすい例としてA3と2Lを取り上げます。
大きく飾りたいときはA3!
A3は、297㎜×420㎜のサイズです。
大きく、インパクトがあるので、壮大な景色の写真や特にお気に入りの写真などを大きく飾りたい時におすすめです。
ただし、小さいギャラリーの場合は、圧迫感が出てしまうので注意が必要です。
2Lなら沢山展示できる!
2Lは、127㎜×178㎜のサイズで、L版の倍の大きさです。
一枚一枚の写真がそれほど大きくない分、枚数を多く展示できるのが魅力です。
壁に展示しても小さすぎないちょうどよい大きさです。
写真は用意できたけど、どうレイアウトしたら良い?
写真を用意できたら、次に考えるのはレイアウト。
これがイメージできていないと、準備の時に展示会場で立ち尽くすことになりかねません。
写真を貼る壁と順番を決めていきましょう。
どの壁にどういった写真を貼るか決める
どの壁にどの写真を貼るか決めましょう。先ほど確認した展示できる壁の大きさを念頭に置いて、全体のバランスや写真の大きさ、枚数を考えながら、ざっくりと写真を分けていきます。
壁ごとにどのような順番で写真を貼るか決める
壁ごとに貼る写真をおおまかにイメージできたら、実際にどのような順番で写真を貼るかを考えましょう。
季節や年月などの流れに沿って!
一番おすすめなのが、季節や年月などの流れに沿ってレイアウトする方法。
考えすぎずにレイアウトできるので、初めて写真展をする方などはやりやすいと思います。
見る人も流れに乗って見れるので、分かりやすい展示になります。
ブロックごとにテーマを決めて!
ブロックごとにテーマを決めて展示するのもおすすめです。
例えば、食をテーマにしたブロック、人物をテーマにしたブロックなどと被写体ごとに分けても良いですし、写真の色味ごとにブロックを分けるなんていうのも面白いかもしれません。
その他、展示のポイントは?
ここまででお伝えしきれなかった展示のポイントをいくつか追加でお伝えします。
写真の高さは140〜145cm?!
写真を貼る時に気になるのが、写真を貼る高さかと思います。
一般的には、床から140㎝~145㎝の高さに貼ると良いとされています。
これは、平均身長の人の目の高さにあたり、自然な体勢で無理なく写真を見ることが可能です。
写真をまっすぐ貼るにはどうしたら良い?!
写真が傾いてしまう、なんていうのもよくある話。最近PICTEでは水平器というものを導入しましたが、個人ではなかなか用意できないものです。搬入を手伝ってくれる人がいれば、少し離れたところから見てコメントをもらうと良いです。紐をまっすぐ張って、基準の線を作って水平を確認するという方法もあります。
キャプションでさらに理解が深まる!
写真と一緒にキャプションを貼ると、さらに理解が深まるのでおすすめです。
キャプションとは写真に添える説明文のことで、その写真に込めた思いなどを文章にしたり、撮影機材や撮影場所のデータを記しておくと良いでしょう。
まとめ
実際に写真展をする方に向けて、展示の方法や写真のレイアウトの仕方について説明してきました。
とはいえ、写真展をするのは不安も大きいと思いますし、まだまだ分からないことも沢山あると思います。
PICTEでは、初めてでも参加しやすい「シェア写真展」を定期的に開催していますので、こちらから始めてみるのもおすすめです。
まずは、出展せずにご来場だけでも大歓迎です。写真展に慣れているプランナーが相談に乗りますので、ぜひお声かけください。