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写真展(個展)を開くのに必要な金額は?気になる費用と内訳まとめ

皆さんこんにちは、PICTEの中の人、柚子胡椒(柚子胡椒:Instagram)です。
普段はフォトグラファーとして活動しながら、シェア写真PICTEの運営をしています。

PICTEでは、今までシェア写真展を70回以上開催してきました。
多くの方と出会いお話させてもらう中で、よく話題に上がっていた「個展にかかる費用」について、今回はお話していきたいと思います。

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「写真展をしてみたいけど何円かかるかわからない…。」
「そもそも写真展ってどんなところにお金がかかるの…?」

という方に向けて、写真展に実際にかかる費用とその内訳を紹介していきたいと思います。
今後、個展を開きたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください!

・個展を開催するまでの大体の費用

個展開催にあたり、お金がかかる項目は大きく分けて3つあります。
その中でも必須な事項が2つ、余力があれば残りの一つも準備しておきたいです。

①会場費

会場費は、個展を開催する上で絶対に欠かすことのできない項目です。
会場の探し方は様々で、開催日数、大きさ、壁の種類などから探していきます。
また貸ギャラリーを利用するのか、知り合いの飲食店で開催するのかなど、自分の持っている繋がりを活用して探してみるのも一つの手です。

PICTEで使用している貸ギャラリーは、大体が1日あたり1万円〜1万5千円の場所です。
展示枚数や印刷の大きさにもよりますが、個展を開くには十分な広さだと思います。

個展というと仰々しいイメージを持つ方が多いですが、意外と手頃な価格から始められちゃいます!

②印刷費

個展で展示する写真作品は、お店で印刷してもらうか、自身のプリンターで印刷することが多いです。
お店にお願いした場合の費用は2Lであれば約130円、A4であれば1枚約800円〜1000円です。
印刷は、カメラのキタムラ、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、パレットプラザ等で行えます。

自分の印刷したいサイズ、枚数を予算と合わせて検討しながら印刷していきましょう!
参考:カメラのキタムラ印刷価格

③その他の費用

三つ目はその他の費用です。
その他の費用とは、写真を展示する際に必要になる道具等個展テーマにあわせた造形物(花など)にかかる費用です。

写真を壁に展示する方法は様々ですが、代表的な展示方法に「ひっつき虫」、「釘打ち」、「ピクチャーレール」があります。

・ひっつき虫は、白い粘土のようなもので写真や額の四隅に付け、壁に写真を展示することができます。
紐やワイヤー等が見えないので、すっきりとした印象になります!
ひっつき虫 ヨドバシカメラ

・釘打ちは、壁に釘を打ち額を引っ掛けるような形で壁に写真を展示します。
写真を貼って展示するわけではないので、ひっつき虫よりも強度があります!
展示用 釘

・ピクチャーレールは、ワイヤー等で写真を額ごと壁沿い天井から吊るす展示方法です。
吊るされているので、まず写真が落ちる心配がありません!
ピクチャーレールの使い方

会場によって、可能な展示方法が異なります。会場を予約の際に、絶対に確認しておきましょう。

ひっつき虫を使った展示の例。

また、個展で写真を展示する場合には一般的に額装を行うことが多いです。
額装は絶対に必要なわけではないですが、写真が額に入っていると迫力が増したり、見る人の視線を惹きつける効果もあります。
予算に余裕があれば、検討してみると良いでしょう。

・実際の写真展 準備〜終了まで

次に実際の写真展の流れを見ていきましょう。

①テーマ決め、日程決め

絶対に必要ではないですが、テーマがあると写真展全体がまとまって見え、写真選定も少し簡単になります。

テーマが決まったら、日程も合わせて決めてしまいましょう。
(開催する曜日で会場の価格も変わってくるので、要チェック!)

②写真選定、会場決め

この二つはどちらから決めても大丈夫です。
自分の中でイメージが固まっている方から決めていきましょう!


こんな写真を展示したいな→写真選定からがオススメ!
こんな空間を作りたいな→会場決めからオススメ!

※会場は余裕があれば一度下見をしておくと安心です!

③写真の印刷、額装

写真、会場、日時が決まったら、写真を印刷です。
紙の種類、印刷サイズなどを決め、印刷をしましょう。
初めて展示を行う方は大手のカメラ屋さんで印刷してみると良いでしょう。
店員さんに展示のイメージを伝えると、印刷がスムーズに進みます!
印刷は、カメラのキタムラ、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、パレットプラザ等で行えます。
参考:カメラのキタムラ印刷価格

④搬入、会場設営

搬入とは事前準備のことです。
前日搬入や時間追加もできるギャラリーもあるので、時間に余裕を持っておきたい方は、検討してみても良いでしょう。
※当日に搬入、設営を行う場合は設営時間はかなり余裕を持って時間を割いておきましょう…!
(規模にもよりますが2時間くらいは欲しいところ。)

⑤終了、撤収

写真展が終了したら、写真を片付けて会場の現状復帰を行いましょう。
次の方にも気持ちよく使っていただきたいですね♪

展示した作品は持ち帰って、自分の部屋に飾るのも良いかもしれませんね!

・結論、どこにお金をかけるべき?

じゃあ、結局どこにお金かければいいの?ってなりますよね。
明確にここにお金をかけるべきという正解があるわけではありませんが、例えば

・写真1枚1枚に拘るなら、印刷費
・空間作りに拘るなら、会場費
・写真作品以外にもコンテンツを用意したいのであれば、そちらに費用をかけるのもありです

個展は皆さんの自由なんです!

自身の作品と、予算と相談しながらじっくりと考えていきましょう!

・費用を抑える〝裏ワザ〟

とはいえ、予算が気になりますよね…
そんな貴方に、費用を抑える〝裏ワザ〟を教えちゃいます…!

裏ワザ① ハレパネを使って、額装費用を抑えるべし!!

ハレパネとは、写真を貼る為のスチレンボードで、自分で写真を貼る必要はありますが
切り貼りも簡単で、慣れれば額を買うよりも費用を抑えられます!

額:A4 1枚 1000円〜2000円
ハレパネ:A4 1枚  210円

ハレパネについてもっと詳しく

裏ワザ② 物販を行うべし!

自分の作品が誰かの手に渡っていくというのも個展ならではの貴重な体験です!
物販で自分の作品を販売して印刷費用や会場費にあてちゃいましょう!

最初から個展は少し不安が…という方には!

「初めから個展はちょっと、費用的にも不安要素的にもハードルが…」
という方は、仲のいい人と一緒に共同展をしてみてはいかがでしょうか。
またシェア写真展も活用して、費用を抑えつつ写真友達もいっぱい作っちゃいましょう!

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・まとめ

いかがでしたか?
今回は写真展に必要な費用を、項目ごとに分けて説明しました。
費用が必要な項目は3項目で、「会場費」「印刷費」「その他の費用」です。
大まかな展示の流れとしては、「テーマ→写真選定→印刷→搬入設営→当日→終了撤収」という流れでした。
写真を展示する方法もいろいろあり、自分の展示したい方法に合わせて、選んでいきましょう。
皆さんもこの記事を参考にして、良き写真展ライフを送っていきましょう!

著者情報


柚子胡椒
1999年3月生まれ
Olympus pen FT

PICTEの運営をしながら趣味で日常の風景や彼女の写真を撮ります。
他ではできない尖った展示をしていきたい。
死ぬまでに自分の人生を一つの作品として残したい。

・過去主催した企画
2022/6 シネマティック写真展
2022/8 真夜中の一瞬展
2022/9 あの夏展

 

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